生酵素サプリによく入っている「麹菌」とは?

生酵素サプリによく入っている「麹菌」とは?

ダイエットの手段は多種多様ですが、近年、生酵素ダイエットというものが女性たちから熱い注目を集めています。

ダイエットに良いとされるものの中には、科学的根拠のない迷信のようなものが多数ある中、酵素によるダイエット効果は科学的根拠がある為です。

生酵素サプリメントを摂取するだけというお手軽さもある事から酵素ダイエットは数あるダイエット方法の中でも特に注目される事になったのです。

ところで、生酵素サプリメントの話について聞くときには麹(こうじ)や、麹菌という名前を聞いた事があるのではないでしょうか。

実は、酵素ダイエットに用いられる酵素は、酵素の宝庫などと言われるほどに酵素を含有する麹からもたらされているのです。

そして、麹が酵素の宝庫と言われるほどに酵素を含有する理由は、麹菌が大きく関係しています。

麹菌について

麹菌について麹菌は、菌という名前がついているようにカビの一種です。和名を「ニホンコウジカビ」、洋名「Aspergillus Oryzae」といいます。

この麹菌が蒸した米や麦などに付着して発酵する事によって30種類以上の豊富な酵素を含有した麹になります。

麹菌が大量の酵素を生み出しているために麹は酵素の宝庫と呼ばれています。また、麹菌はビタミンも大量に生み出すので麹は美容にも良いとして注目されています。

洋名のOryzaeには稲という意味があり、わざわざ稲という名前がつけられている事からわかるように麹菌はもともとは稲の中に住んでいるカビであった為に、米や麦などとの相性が抜群になっています。

日本醸造学会は、麹菌が日本の貴重な財産であるとして2006年に国菌に認定しました。

ところで、麹菌はカビであると言われて体に害がないか心配になった人もいるのではないでしょうか。青カビ・黒カビなどは有毒なカビとして有名ですし、その心配は当然です。

実際、麹菌の属しているAspergillus属のカビは有毒なカビばかりです。

しかし、麹菌は毒素を作り出す遺伝子をもたない為に毒がない安全で人間にとって有用なカビとなっています。

麹菌の種類

麹菌と一口にいっていますが、麹菌には種類があります。主な麹菌は黄麹菌、白麹菌、黒麹菌の三種類であり、麹菌の種類によって生み出す酵素に得意な分野があります。

黄麹菌は、菌をテーマにした漫画のキャラクターにもなったほどに有名な麹菌の代表的な菌であり、デンプンを分解するアミラーゼの生産を特に得意としています。

白麹菌と黒麹菌は色以外はほぼ同じ性質の麹菌であり、たんぱく質を分解するプロテアーゼの生産を特に得意としています。

麹菌の種類によって生み出す得意な酵素が違う理由

麹菌の種類ごとに生み出す得意な酵素が違うのには二つの有力な理由が考えられています(原因、専門家が研究中です)。

一つは、遺伝子の違いという根本的な理由です。

黄麹菌、白麹菌や黒麹菌は遺伝子が違うから生み出す得意な酵素に違いがあるという理由です。

もう1つは、発現性の違いという理由です。

麹菌の遺伝子は同じなものの、表にでてくる発現する能力に違いがあるから得意な酵素が違うという理由です。

遺伝子の違いがハード的な理由としたら、こちらはソフト的な理由となります。

麹菌が生み出す酵素やビタミンについて

麹菌が生み出す酵素やビタミンについて麹菌は蒸した米や麦などに付着すると、麹菌の胞子が発芽して米や麦に菌糸を伸ばして成長をしながら大量の酵素やビタミンを生産します。

生産する酵素は30種類以上なっており、デンプンをブドウ糖に分解するアミラーゼや、たんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼなどです。

私たち人間も酵素の生産はできますが、生涯で生産できる酵素の数には限りがあります。

しかも、人間が生産する酵素は消化・吸収に使用する消化酵素と、エネルギーを生み出す代謝酵素の二つに大別できるのですが、消化酵素を優先的に生産する仕組みになっています。

ところが、麹菌が生み出す栄養素の消化・吸収を摂取を助けてくれる酵素を酵素サプリメントなどで摂取する事で消化酵素の生産量を減らし、その余剰分で代謝酵素を生産できるので代謝が増えてダイエットに効果的となります。

特に、生酵素サプリメントは熱で酵素を破壊しないのでより多くの酵素を摂取できるようになっています。

また、麹菌が生み出す酵素は自信のビタミン生産にも大きく寄与しています。

麹菌が生み出す酵素とビタミン

麹菌は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸、イノシトールなど多数のビタミンを生み出すので麹はビタミンの宝庫ともなっているのです。

この大量のビタミンは、麹菌が多種多彩な酵素を生み出す為に生み出す事ができています。

例えば、ビオチンという脂肪酸合成、糖新生、アミノ酸代謝などで重要な役割を果たすビタミンの一種があります。

このビオチンは、麹菌が生み出すBioFという酵素のお陰で生み出す事ができています。

麹が大量に酵素を含有する理由

麹が大量に酵素を含有する理由麹の最大の魅力は麹菌が生産する大量の酵素にあります。大量の酵素が無ければビタミンも大量に生産される事はありません。

そんな麹が大量に酵素を含有している理由には麹菌独特の培養方法が深く関与しています。

普通、カビなど微生物を培養する場合はフラスコなどに液体の培地を入れて培養する液体培養を行います。

試しに麹菌を、微生物の一般的な培養方法である液体培養をしてみると、驚くべき事に酵素の生産量が少なくなり、培地が含有する酵素も少なくなるという結果になるのです。

酵素には、遊離型と細胞壁型という二種類の酵素のタイプがあります。

液体培養で培養する場合、麹菌が成長する為に必要な栄養素が液体の中に大量に含まれている為に、酵素を大量に生産する必要が無くなり、酵素を細胞壁型にして生産を行います。

酵素の生産量が減るので培地の酵素が減るのも当然です。しかし、細胞壁型である事がそれを加速させています。

細胞壁型とは、麹菌の細胞壁に吸着したまま離れないタイプの酵素なので培地の酵素量がより減る事になるのです。

固体培養

麹菌本来の培養方法である、蒸した米や麦などで発酵させて麹を作る固体培養だと麹菌はそのスペックを最大限発揮して大量に酵素を生み出してくれます。

個体培養は、麹菌が成長する為に必要な栄養が不足する為に大量の酵素を生み出す必要があるからです。

そして、固体培養によって生み出された酵素は遊離型酵素となるので培地である麹に大量に酵素が含まれる事になります。

遊離型酵素とは、名前の通りに麹菌本体から離れるタイプの酵素です。麹菌から離れて麹菌の周囲の環境(培地)を成長しやすい環境にします。

麹菌が周囲の環境に応じて遊離型酵素と細胞型酵素と生み分けられる理由には、菌体外可溶性多糖(ESP)があります。

麹菌は固体培養の場合、酵素より先に細胞壁に吸着する性質のあるEPSを生み出す事によって酵素が細胞壁に吸着するのをブロックして酵素を遊離型酵素にしています。

酵素の安定化に欠かせないEPS

麹菌が生み出しているEPSは酵素の安定化に欠かせません。酵素は熱や酸に弱い不安定な性質をしていますが、EPSが補佐する事によって安定化して多少の耐性を得ています。

生酵素サプリメントは低温製法で酵素を壊さないように生産していますが、このEPSによる耐性がなければ酵素は生酵素サプリメントの低温にすら耐えらない場合があるのです。

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